猫のおしりにうんちがついたまま…原因と安全な取り方、病気のサイン
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猫のおしりにうんちがついたまま…原因と安全な取り方、病気のサイン

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ネコちゃんと暮らす中で、おしりについたうんちを発見することがあります。
これは単なる汚れの場合もあれば、体調不良のサインかもしれません。
うんちがついてしまう原因は、下痢や便秘といった便の状態から、加齢や肥満によるグルーミング不足、長毛種特有の理由まで多岐にわたります。

この記事では、うんちがつく原因とその対処法、動物病院を受診すべき症状のサインについて解説します。

猫のおしりにうんちが残ってしまうのはなぜ?考えられる5つの原因

ネコちゃんのおしりにうんちがつく背景には、様々な原因が考えられます。
便そのものの状態が軟らかすぎたり硬すぎたりするケースのほか、猫自身の身体的な変化や特徴が影響していることも少なくありません。

ここでは、主な5つの原因を掘り下げて解説します。
原因を正しく理解することで、適切な対処法や予防策につなげられます。

原因1:下痢や軟便で便が柔らかくなっている

便が下痢や軟便のように緩い状態だと、排泄時に肛門周りの毛に付着しやすくなります。
健康なネコちゃんのうんちは、適度な硬さがあり、毛に汚れがつくことはあまりありません。
下痢や軟便の原因は、食事内容の急な変更、ストレス、食物アレルギー、ウイルスや細菌への感染、寄生虫、消化器系の病気など多岐にわたります。

一時的なものであれば心配ないこともありますが、症状が長く続いたり、他の体調不良が見られたりする場合は注意が必要です。

原因2:便秘気味でうんちのキレが悪い

便秘によって便が硬くなりすぎると、一度にスムーズに排泄できず、小さく硬い便が肛門付近に残ってしまうことがあります。
また、便のキレが悪くなり、おしりの毛にうんちがつく原因にもなります。
便秘は、水分不足や運動不足、食物繊維の摂取不足、あるいは消化管の動きが悪いといった体質的な要因で起こりやすいです。

排便時にいきんでいるのに便が出ない、少量しか出ないといった様子が見られる場合は、便秘を疑いましょう。

原因3:加齢や肥満でセルフグルーミングができていない

ネコちゃんは本来、体をなめてきれいにするセルフグルーミングという習性を持っています。
しかし、シニア期に入って体が硬くなったり、関節炎で痛みがあったりすると、おしりまで口が届かず、排泄後のケアが十分にできなくなります。

また、肥満のネコちゃんも体型的にグルーミングが困難になるため、おしりに汚れがつくことが増えます。
グルーミングができていない状態が続くと、皮膚炎の原因にもなりかねません。

原因4:長毛種のためおしり周りの毛にうんちが絡みやすい

ペルシャやメインクーン、ラグドールなどの長毛種は、肛門周りの飾り毛が長くて豊富なため、構造的にうんちが絡まりやすい傾向があります。
特に軟便の際には、毛に汚れがつきやすく、毛玉と絡まって固まってしまうことも少なくありません。
これは病気ではなく、猫種特有の悩みといえます。

定期的に肛門周りの毛をカットしてあげることで、うんちがつくのを防ぎやすくなります。

原因5:飲み込んだ毛がうんちに混ざってぶら下がっている

ネコちゃんはセルフグルーミングの際に自分の毛を飲み込みますが、その毛が消化されずに便と一緒に排出されることがあります。
飲み込んだ毛が多いと、うんち同士が毛で数珠つなぎのようになり、完全に排泄されずにおしりからぶら下がってしまうことがあります。
この状態は特に換毛期によく見られます。

ぶら下がったうんちが歩くたびに揺れて、おしり周りや後ろ足に汚れがつく原因となります。

うんちがついた猫が見せる行動とその理由

おしりにうんちがついたネコちゃんは、不快感から特有の行動を見せることがあります。
これらの行動は、ネコちゃんがお尻の違和感を飼い主に伝えようとしているサインでもあります。
ネコちゃんが見せる行動の意味を理解し、なぜそのような行動をとるのかを知ることで、猫の気持ちに寄り添った対応が可能になります。

ここでは、代表的な2つの行動について解説します。

床におしりをこすりつける「お尻歩き」の意味

ネコちゃんが床におしりをつけたまま、前足でズリズリと進む「お尻歩き」は、おしり周りの違和感やかゆみを取り除こうとする行動です。
うんちの付着による不快感が主な原因ですが、その他にも肛門嚢に分泌物が溜まって気持ちが悪い場合や、寄生虫に感染している可能性も考えられます。

お尻歩きを頻繁に行う場合は、うんちの汚れだけでなく、肛門周りに炎症やかぶれがないかについても確認しましょう。

うんちをぶら下げたまま走り回るパニック行動のわけ

おしりからうんちがぶら下がった状態になると、ネコちゃんはパニックを起こして走り回ることがあります。
これは、おしりについてくる「何か」から逃げようとする本能的な行動です。
ネコちゃんにとっては、自分の体の一部に得体の知れない物体がくっついているように感じられ、強い恐怖を覚えます。

この状態の時に無理に捕まえようとすると、さらに興奮させてしまうため、まずはネコちゃんが落ち着けるように静かに見守ることが大切です。

ただの汚れではないかも?動物病院へ連れて行くべき症状

ネコちゃんのおしりにうんちがつくのはよくあることですが、中には病気のサインが隠れているケースもあります。
特に、うんちの状態やネコちゃんの体調に普段と違う様子が見られる場合は、自己判断せずに動物病院で診察を受けることが重要です。
早期発見・早期治療が、ネコちゃんの健康を守ることにつながります。

うんちの状態がいつもと違う(血が混じる・極端に緩い/硬い)

うんちの状態は健康のバロメーターです。
鮮血や黒っぽい血が混じる、水のような下痢が続く、白っぽい便やゼリー状の粘液便が出る、あるいは数日間まったく便が出ないといった場合は、消化器系の病気や感染症、内部寄生虫などが疑われます。
これらの症状が見られたら、できるだけ早く動物病院を受診してください。

その際、便の一部をラップやビニール袋に入れて持参すると、診察がスムーズに進みます。

食欲不振や嘔吐など、うんち以外の体調不良が見られる

おしりの汚れに加えて、食欲がない、元気がない、嘔吐を繰り返す、体重が減ってきたなど、全身的な体調不良のサインが見られる場合は注意が必要です。
これらの症状は、消化器系の問題だけでなく、内臓疾患など様々な病気の可能性があります。

うんちの問題と合わせて他の症状が出ていないか、日頃からネコちゃんの様子をよく観察することが大切です。
少しでもおかしいと感じたら、早めに動物病院に相談しましょう。

おしりを痛がる、または過剰に気にしている

おしりを拭こうとすると極端に嫌がって鳴いたり怒ったりする場合、その部分に痛みを感じている可能性があります。
また、しきりにおしりを舐める、排便時に痛そうに鳴くといった行動も痛みのサインです。
肛門嚢炎や肛門周りの皮膚炎、便秘による切れ痔などが原因として考えられます。

痛みを我慢していると症状が悪化することもあるため、原因を特定し、適切な治療を受けるために動物病院を受診することが推奨されます。

【実践編】猫が嫌がらない!おしりについたうんちの安全な取り方

ネコちゃんのおしりについたうんちを取る際は、ネコちゃんにストレスを与えず、安全に行うことが大切です。
無理やり行うとネコちゃんがお手入れ嫌いになったり、飼い主との信頼関係が損なわれたりする可能性があります。

ここでは、ネコちゃんが嫌がりにくい、うんちの安全な取り方を4つのステップに分けて具体的に解説します。
状況に合わせて適切な方法を選びましょう。

ステップ1:乾いて固まったうんちはお湯で湿らせてふやかす

乾いてカチカチに固まってしまったおしりについたうんちは、無理に引っ張ったり櫛でといたりしてはいけません。
皮膚を傷つけ、ネコちゃんに痛い思いをさせてしまいます。
まずは、人肌程度のぬるま湯を浸したコットンやガーゼをうんちに優しく当て、時間をかけて十分にふやかしましょう。

汚れが柔らかくなれば、力を入れなくても簡単に取り除けます。
猫が嫌がる場合は、二人で協力し、一人が優しく保定するとスムーズです。

ステップ2:ペット用のウェットティッシュで優しく拭き取る

軽い汚れや、お湯でふやかした後の仕上げには、ペット用のウェットティッシュが便利です。
アルコールや香料が含まれていない、ネコちゃんの肌に優しい製品を選びましょう。
拭き取る際は、ゴシゴシこするのではなく、毛の流れに沿って汚れを優しくつまみ取るようにします。

おしり周りの皮膚はデリケートなため、力を入れすぎないように注意深く行ってください。
きれいになったら、乾いたティッシュで水分を軽く押さえてあげます。

ステップ3:汚れがひどい場合はシャワーで部分的に洗い流す

汚れが広範囲に及んでいたり、ウェットティッシュだけでは落としきれなかったりする場合は、おしり周りだけをシャワーで洗い流す「お尻洗い」が効果的です。
洗面器やシンクを使い、シャワーの水圧は弱めに、お湯の温度はぬるめに設定します。
ネコちゃん用のシャンプーを泡立てて優しく洗い、すすぎ残しがないようにしっかりと洗い流してください。

洗浄後はタオルで水気をよく拭き取り、ドライヤーで完全に乾かして皮膚炎を予防します。

ステップ4:毛に絡みついたうんちはハサミで慎重にカットする

どうしても取れないおしりについたうんちが毛に固く絡みついている場合は、その部分の毛ごとカットする方法があります。
必ず、刃先が丸くなったペット用のハサミを使用してください。
ハサミの刃を皮膚と平行にし、毛の根元ではなく、うんちが付着している毛先だけを慎重に切り取ります。

皮膚を傷つけないよう、毛の根元を指で確認しながら少しずつカットするのがコツです。
自信がない場合は、動物病院やトリミングサロンにお願いするのが最も安全です。

今日からできる!猫のおしりを清潔に保つための予防策

ネコちゃんのおしりにうんちがつくのを防ぐためには、日頃からのケアや環境整備が重要です。
一度汚れてからの対処は猫にとっても飼い主にとっても負担が大きいため、汚れを未然に防ぐ工夫を取り入れましょう。

ここでは、今日から実践できる4つの予防策を紹介します。
愛猫の体質や年齢に合わせて、できることから始めてみてください。

おしり周りの毛を定期的にカットして汚れにくくする

特に長毛種の猫にとって、最も効果的な予防策の一つが肛門周りの毛を短くカットすることです。
排泄の邪魔になる毛をなくすことで、物理的にうんちがつきにくくなります。
自宅でバリカンやペット用のハサミを使ってカットすることも可能ですが、ネコちゃんが動いて皮膚を傷つける危険性も伴います。

安全性を最優先するなら、動物病院やトリミングサロンでプロにお願いするのがおすすめです。

フードや水分摂取を見直して健康的な便通を促す

理想的な硬さの便を維持することが、おしりの汚れを防ぐ基本です。
消化の良いフードを選んだり、獣医師に相談して愛猫に合った食物繊維量のフードを試したりするのも良い方法です。
また、十分な水分摂取は便秘予防に不可欠です。

いつでも新鮮な水が飲めるようにし、ウェットフードを取り入れたり、水飲み場を増やしたりして飲水量を促しましょう。
良好な便通は、うんちがつくリスクを減らします。

猫が使いやすいトイレ環境を整える

ネコちゃんがトイレを快適に使えないと、排泄を我慢して便秘になったり、不適切な体勢で排泄して体を汚したりすることがあります。
ネコちゃんの体格に合った十分な大きさのトイレを用意し、常に清潔に保つことが大切です。

また、トイレの砂の種類や量、設置場所も猫の好みに合わせる必要があります。
多頭飼いの場合は、「猫の数+1個」のトイレを設置するのが理想的とされています。

こまめなブラッシングで毛づくろいの負担を減らす

定期的なブラッシングは、ネコちゃんが毛づくろいの際に飲み込む毛の量を減らし、毛が原因でうんちがぶら下がるのを防ぐのに役立ちます。
抜け毛を取り除くことで、毛球症の予防にもつながります。
特に長毛種や換毛期には、毎日ブラッシングを行うのが理想です。

ブラッシングはネコちゃんとのコミュニケーションの時間にもなり、皮膚の異常などを早期に発見する機会にもなります。

猫のおしりのうんちに関するよくある質問

ここでは、ネコちゃんのおしりについたうんちに関して、飼い主からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
日々のケアやいざという時の判断に役立ててください。

うんちを取ろうとするとすごく嫌がります。どうすればいいですか?

無理強いはせず、ネコちゃんがリラックスしている時に再挑戦しましょう。
おやつを与えながら気を引いたり、二人掛かりで一人が優しく保定したりすると成功しやすいです。
どうしてもおしりについたうんちを取らせてくれない場合は、動物病院やトリミングサロンなどプロに任せるのが安全な選択です。

シニア猫(老猫)になってから、おしりにうんちがつきやすくなりました。

加齢で体が硬くなったり筋力が衰えたりすると、排泄後に自分で綺麗にできなくなるためです。
飼い主が排泄後にウェットティッシュで拭くなど、ケアを手伝ってあげてください。
また、肛門周りの毛を短くカットしておくと、汚れがつきにくくなり、お手入れも楽になります。

うんちの色や臭いがいつもと違う場合も病院に行くべきですか?

はい、受診を推奨します。
うんちの色(黒い、赤い、白いなど)や臭いの著しい変化は、消化器系の病気や食事の問題を示す重要なサインです。

特に、血が混じっていたり、下痢や便秘が続いたりする場合は、自己判断せず早めに動物病院に相談してください。
今回ご紹介している商品
まとめ

まとめ

ネコちゃんのおしりにうんちがつく原因は、下痢や便秘といった便の状態から、グルーミング不足、長毛種特有の問題まで様々です。
まずは、なぜ汚れがつくのか原因を探ることが大切です。
おしりについたうんちは、ふやかしてから優しく取り除き、日頃からお尻周りの毛のカットや食事管理、ブラッシングなどの予防策を実践しましょう。

うんちの状態がおかしい、元気がないなど、他の症状を伴う場合は病気の可能性も考えられるため、迷わず動物病院に相談してください。
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